【静岡市葵区】靴とともに歩む人生。靴磨き職人・渡邉広太さんの「丸屋靴磨き」
2018年、研屋町にオープンした靴磨き専門店「丸屋靴磨き」。
オーナーの渡邉広太さんが一人で営む小さな店には、その人柄と確かな技術に惹かれ、多くの常連客が通います。

※画像提供元:丸屋
渡邉さんが靴磨きに出会ったのは、20代半ば。友人の結婚式で購入した革靴をきっかけに「長く大切に履きたい」と思い、独学で磨きを学び始めました。不器用だった自分でも成果を感じられたことが自信につながり、その後は友人の靴を磨くことで腕を磨いていきました。褒められ、感謝される体験が原動力となり、靴磨きを仕事に選んだといいます。
仕事の中で何より大切にしているのは「対話」。お客さまの好みやファッション全体とのバランスを読み取り、その人に合った仕上がりを目指します。チェーン店がスピードを強みにするのに対し、「丸屋靴磨き」では一足一足に時間をかける丁寧な磨きが特徴です。また国の職人仲間とのネットワークを活かし、難しい靴には最適な専門家を紹介することもあります。
靴はファッションの一部であり、第一印象を左右する存在。渡邉さん自身も「シンプルだけど質感で差をつける」スタイルを心がけているそうです。今後は自身のブランドを立ち上げ、服の分野まで含めた新しい提案に挑戦したいと語ります。

(上)ビフォー (下)アフター※画像提供元:丸屋靴磨き
「靴は人生の相棒。お手入れをすれば長く寄り添ってくれる存在です。0よりは1。なにもしないより、少しの手入れでずっと変わります」と渡邉さん。
研屋町「丸屋靴磨き」の扉を開けば、靴と真摯に向き合う職人の情熱に出会えます。あなたの一足も、きっと新たな輝きを取り戻すはずです。
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