【静岡市葵区】「ちょうどいい、いい加減」。——自然体で迎える一杯のコーヒー。研屋町lab.paperdripper。
「美味しいと感じたら、それがその人にとっての“ほんとうの美味しさ”。」
そう話してくれたのは、静岡・研屋町のボタニカ・アートスペース3階でコーヒー店「lab.paperdripper.」を営む店主さん。コーヒー豆の選び方や抽出の方法にはきちんとしたこだわりがある。でも、それをお客さんに押しつけることはしない。肩の力を抜いて、気軽に楽しんでもらえたら——そんな思いを大切にしている。
「コーヒー屋って、こだわり強そうで入りにくいって思ってる人、意外と多いんですよね。だからこそ、そういう人にこそ来てほしい。“なんか分かんないけど美味しいね”って言ってもらえるくらいが、ちょうどいいと思ってます」
店主がカフェに通いはじめたのは中学3年生の頃。「いつかコーヒー屋をやりたい」と思いながら、コーヒーの世界に親しんできた。
仕事帰りの少し疲れた顔でも、気取らずに立ち寄れる。落ち込んでいても、背伸びせずにいられる。そんな“いつもの場所”としてこの店が選ばれている。
「ちゃんとこだわるけど、それを声高に言わない。それでいて、お客さんが“なんか美味しいな”って感じてくれたら最高ですね」
自然体だけど、ちゃんと理由がある。そんな一杯に出会えるのが、この店の魅力かもしれない。
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